世界戦略商品
タケプロン(Prevacid:米国の商標)の成功秘話
-日本の製薬会社が、研究・開発・販売戦略を成功させるためには!-
★武田薬品工業のタケプロン!
★通算世界総売上4兆円以上の超ブロックバスター!
★これまで語られることの無かったその実際、真髄とは!
講師
MBA 豊田 繁 先生
(* 希望者は講師との名刺交換が可能です)
講師紹介
FinTech Global Capital シニアアドバイザー
モリモト医薬(中国天津) シニアアドバイザー
JPC研究所 シニアアドバイザー
バイオグリッドビジネスサロン シニアアドバイザー
■主経歴等
・1976、武田薬品工業(株)に研究者として入社し、中央研究所の生物研究所。その後、国内営業のMRを6年間経験。
・米国経営大学院(MBA)Thunderbird school、Arizona, Phenix, USAを1985年卒業。
・台湾・中国の営業本部長として駐在経験(台湾・台北:1987-1990、中国・天津:1994-1995)。
・武田薬品の超ブロックバスターであるタケプロンの欧米申請担当(1990-1993)。
1993年にこの海外開発で社長表彰を受賞。
・国際本部で、初代ランソプラゾールのプロダクトマネージャーとして欧米導入戦略を立案・実施。それが功を奏して、米国で爆発的に売れた。
・医薬研究本部にて、武田研究投資会社(米国・パロアルト)の窓口として、数々の欧米バイオベンチャーへの投資企画・実施。
■本テーマに関する業界での活動等
奈良県製薬共同組合・販売戦略委員会にて講演(2009.10)
スタンフォード日本センター(同志社大学内)にて講演(2010.5)
第4回日中経済交流セミナー(中国・長春)で基調講演(2010.9)
同志社大学総合政策科学研究科TIMコースの大学院生に講演(2010.11)
■専門分野・研究
・アジア、特に、中国・台湾での医療用医薬品・OTCの製品導入戦略の実施
・海外進出のコアとなる事業戦略、製品戦略
・製品の導入交渉及び契約デールの遂行完遂
・BRICSの新興市場の分析
日時・会場・受講料
●日時 2011年2月25日(金) 13:00-16:30
●会場 [東京・駒込]滝野川会館4階401
●受講料 1名39,900円(税込、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,400円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中のパソコン・携帯電話の使用はご遠慮下さい。
■助成金制度について
助成金制度(厚労省)を利用すれば受講料を軽減してご参加いただける場合がございます。
セミナーポイント
■講演ポイント
世界通算総額で4兆円以上を販売した日本初の超ブロックバスター「タケプロン」について、その秘話を紹介する。
2003年にはピーク時の単品で4500億円は記録である。このとき一度消化器病薬で1位、米国のすべての医薬品で3位を記録。
2009年の特許切れまで、13年間も世界の100カ国弱で、売り切った製品は類稀である。
現在では、この創生に関わった担当者が組織に居らず、その時の秘話は隠れてしまっている。
本講演は、教科書的な解説ではなく、その時代に、海外開発と販売の第一線にいた者として、過去から何が学べるかを考証してみる。
■受講後、習得できること
・国際プロダクトマネージャーの仕事(価格、ポジショニング、対抗品)とは何か?
・何に研究者は注目したか?いかにして、2番手のPPIを追いかけたか?
・対抗品、領域は、なぜ、消化器領域であったか?
・三極での販売会社の選定は?アライアンス戦略は?
・世界の製薬企業の昨今の研究戦略状況と今後の戦略とは?
セミナー内容
■講演中のキーワード
・ブロックバスターとなる要素
・米国専門医とのコンタクト
・ライセンス戦略が製品の成否を決める。
・3C(Country,Cost , Consumer)と3P(Product, Positioning, Price strategy)の重要性
1.承認後の市場導入における市場調査・製品戦略
2.国、医療制度、薬価、販売コード、処方動機、等の戦略立案
3.販売予測、競合品予測
4.製品に関わる領域の重要な国際的な学会・シンポジウムの企画・実施等
■講演プログラム
1.当時の苦難とその幸運とは?
2.創薬イノベーションの現状と課題とは?
3.経験してきたこと、海外駐在、プロダクトマネージャー
・武田薬品工業の国際体制と販売医療用薬品の現況・海外拠点など(医薬品の研究開発プロセス)
4.国際プロダクトマネージャーの仕事(価格、ポジショニング、対抗品)
5.タケプロンの研究秘話
6.タケプロンの海外開発秘話
7.タケプロンの海外販売秘話
8.世界の製薬企業の昨今の研究戦略状況とこれから
9.過去の日本の創薬力があった理由
10.日本の製薬業界の展望とBRICS台頭へ対抗できる競争力とは
・これからの研究者は、何を考えるべきなのか?
・開発者・販売戦略立案者が考えるべき「開発戦略は即ち販売戦略」とは?
<質疑応答>